【犯罪経歴証明書】というものをご存知ですか?
海外へ渡航(長期滞在等)したり、海外で免許を取得する際に、渡航先の公的機関から提出を求められる書類で、その名の通り、これまでの犯罪経歴が載っている書類になります。
私は今、娘達が1年間オーストラリアの現地小学校に留学できるように手続きを進めているのですが、ビザの申請は大変…ということで代行業者に入ってもらっています。
そしてそこから、この書類を取りに行くように言われたのですが…
なんと!警察署ではなく警察本部に行かなければならないのです😵💫
運転免許の更新などで警察署に行ったことはあるけれど、初めての本部…
緊張しました💦
いざ!警察本部へ!
まず、門構えが立派で、その脇には長い竹刀のような棒を持った警察官が仁王立ちしています。
素通りするのも怖かったので、かくかくしかじか理由を話し、門を通過。
少し歩くと建物の入口が見えてきて、その前には、また長い竹刀のような棒を持った警察官が仁王立ちしている上に、明らかに防弾チョッキを着ていて武器のようなものを持っている警備の人もいます。
建物の中に入って入館手続きを済ませ、ホールのようなところで待ちました。
ちなみに、この入館手続きをしてくれる人もみんな警察官です。
笑顔の優しい受付嬢なんていません(笑)
待っていると担当の方が来られ、書類を確認されました。
必要書類
①犯罪経歴証明書発給申請書
→警察本部のホームページからあらかじめ印刷した用紙に、氏名・住所・電話番号などを記入していました。
②使用目的等確認書類
→外国の公的機関(大使館など)から個人に対して犯罪経歴証明書を要求していることが明示されている文書であり、我が家の場合、ビザ申請の代行業者からこの書類をいただき、プリントアウトして準備していました。
③パスポート
➃住民票の写し or 運転免許証(条件あり)
以上、4つの書類を確認していただいたのち、こう言われました。
それでは指紋を採取します
えぇーーー‼️‼️‼️
前科もないし、別にやましいことなんて何もないけど…なんか緊張する😵💫
そして、指紋採取のために警察本部の内部に入ることになりました。
中にはドラマで見るような【捜査一課】などの看板がありましたが、怖いのであまり見ないようにして通過。
指紋をとるお部屋に到着し…
遂に指紋を採取!
両手の指を、親指とそれ以外の4本で撮影したり、
1本ずつ撮影したり、
1本ずつコロコロ転がしながら撮影をしました。
無事に指紋を採取できれば、手続きは完了です。
2週間後に再び警察本部へ・・・
この書類が完成するのが2週間後なのですが、郵送NGのため、再び本人がパスポートや証明書交付日通知書を持って警察本部へ行かなければなりません。
うぅぅぅ・・・
また来なければならないなんて…😭
そして、この書類は開封NGの超機密書類のため、スキャンして先方に送ることもできません。
無事に受け取り次第、ビザ手配代行業者に郵送することになっています。
この経験を通して…
指紋をとられてしまったからには、もう悪いことはできないな…(笑)と思うと同時に、
もし若い頃にヤンチャをしていて、警察沙汰になった子がいるのであれば…それはすごくもったいないことだな…と思いました。
もし更生して海外に挑戦したいと思っても
昔やらかしたことが足かせになるのだとしたら…
こんなに辛いことはありません。
今後子ども達が思春期や反抗期を迎えたとしても、警察沙汰だけはあかん!
と強く言えるようになった貴重な経験でした。