私は、受動的な学習では伸びないことを知っています。
文法書やフレーズ集で語彙力を増やしたところで、
日常会話を話せるようにはなりません。
数あるフレーズの中から
『あーこれ使えるなー』
とぼんやり学んでいる時には、それは身に着きません。
しかし、『このことを伝えたい!』
と必死に覚えたフレーズは、いつまでも記憶に残り、いつでも使うことができます。
この2つの違いは受動的か能動的か、という、ただそれだけです。
たくさんのことを教えてもらっている、つまり”受け身”の状態では、何も身に着きません。
しかし、自ら必要に迫られて”主体的に”取り組んだことは、すぐ身になります。
だからこそ、自分の言いたいことを英語に置き換え、自ら発言することに大きな意味があるのです。
良い英語コーチとは?
しかしここで少し考えてみて下さい。
【良い英語コーチ】とは、どんな人ですか?
自分が英語を習得するために英語コーチを選ぶとしたら、どんな人を選びますか?
やはり、有意義な講義動画を配信していたり、
多くのフレーズ集を提供してくれる人ではないでしょうか?
たくさんのことを教えてくれそうな人を選ぶと思います。
しかし、それは所詮”受動的”学習に過ぎません。
いつまでたっても話せるようにはならず、
ただ勉強している気になっているだけで、
これまでと同じように、話せるようにならない勉強法を続けているに過ぎません。
何も与えない英語コーチ
極論を言えば、何のテキストも与えないコーチこそが
能動的学習を最も後押しできるとも言えます。
これは何もしないのではなく、むしろ
その人の家族構成、仕事、趣味などの生活に密着したアドバイスができること、
何か困ったとき、疑問点を解消することができること、
などが条件になると思います。
しかし、これはありがたみを感じにくい…
だからジレンマを抱えることになるのです。
マインドセット
本当に大切なことは、マインドセットだと思います。
これまでの英語学習に対する固定概念が呪縛となり、
日本人の英語習得を阻害しています。
そして、その固定概念を持った親が、
子どもに英語をやらせようとすることで、
純粋な子どもでさえ、その呪縛にかかり、英語を習得できなくなります。
少し抽象的な言い方で分かりにくいかと思いますが、
日本の英語教育の負の連鎖が子ども達世代にまで及んでいると考えると
恐ろしくありませんか?
私は、そんなその負の連鎖を断ち切る英語コーチになりたいと思っています。